導入事例:五楽信和工業株式会社

サプライチェーンセキュリティ
対策評価制度に準拠した
セキュリティ環境を。

取引先からのセキュリティ監査対応を契機に、同社ではエンドポイント対策の見直しを進めました。従来はネットワーク境界防御を中心とした対策を実施しましたが、近年のサイバー攻撃の高度化やサプライチェーン全体でのセキュリティ要求の高まりを受け、端末レベルの可視化を含めた対策強化が必要と判断。こうした背景から、Cybereason Simple Securityの導入が検討されることになりました。

五楽信和工業株式会社

五楽信和工業株式会社

概要
1964年11月開業 従業員数115名(2026年4月現在)
五楽信和工業株式会社は、産業用モーターやロボット関連部品の加工・組立工程を担い、大手製造会社グループの生産基盤を支える協力企業として事業を展開。近年は工場新設や人員拡充など事業規模の拡大が進み、それに伴いDX推進や情報セキュリティ強化にも取り組んでいます。現在は少人数の情報システム体制のもと、業務改善とセキュリティ対策を並行して進めています。
対象エンドポイント数
約57台
導入製品・サービス
Cybereason Simple Security

取引先監査を契機に高まったセキュリティ強化の必要性

代表取締役社長 藤原 博昭 氏

代表取締役社長

藤原 博昭 氏

同社がセキュリティ対策の見直しに着手したきっかけの一つが、取引先から求められたセキュリティ監査への対応でした。監査は定期的に実施されており、その中でより高いセキュリティ水準への対応が求められるようになり、こうした外部要求に応えるだけでなく、自社の事業継続体制を強化する観点からも対策の必要性が認識されていきました。「中小のサプライチェーンを取り巻くサイバー攻撃リスクの高まりも背景となり、従来の対策のままで十分なのかという課題意識が社内で共有されていきました。」(藤原氏)

こうした流れを受けて、同社ではまず自社内でのセキュリティガバナンスを明確化するため、基本方針や運用ルールを体系化したセキュリティ規程の整備に着手しました。従来は各部門ごとの個別対応に依存していた部分も多く、統一された判断基準や対応プロセスを整えることで、全社的なリスクマネジメントの強化を図る狙いがありました。さらに、対策の水準を客観的に評価・向上させるため、経済産業省が提示する「サイバーセキュリティ経営ガイドライン」や評価基準も参照し、自社として目指すべきレベルの定義を検討。その結果、現実的かつ実効性のある目標として、同基準におけるレベル3相当を当面の到達点に設定しました。これは単なる形式的な対応にとどまらず、インシデント対応力や継続的な改善プロセスまで含めた“実装されたセキュリティ”を意味します。このように、外部からの要求を起点としながらも、自社の成長と持続的な事業運営を支える基盤とてセキュリティを再定義する動きが、本格的に進められていきました。

境界防御中心の対策から端末可視化への転換

パソコン写真

従来同社では、UTMを活用したネットワーク境界防御を中心とした対策を実施していました。しかし近年はメールを起点とした攻撃や認証情報の悪用など、内部から進行する攻撃への対応も重要視されています。こうした状況の中で、端末単位の挙動を把握できないことへの不安が徐々に顕在化していきました。エンドポイントの状況を把握できる環境を整備し、兆候段階で異常に気付ける体制を構築する必要があると判断し、EDRを含む新たな対策の検討が進められました。

少人数体制でも運用できる現実的な製品選定

代表取締役社長 藤原 博昭 氏

製品選定において重視されたのは、機能だけでなく運用負荷とのバランスでした。同社の情報システム運用は実質1名体制で担われており、高度な専門運用を前提とした製品では継続的な活用が難しい可能性がありました。そうした中で提案されたのがCybereason Simple Security。必要な機能を備えながらも、無理なく運用できる構成である点が評価されています。加えて、限られたリソースの中でも安定的に運用を継続できる点も大きな決め手となりました。

段階的なセキュリティ水準向上に向けた取り組み

今回の導入は単なる製品更新ではなく、今後のセキュリティ強化に向けた基盤整備として位置付けられています。サプライチェーン全体で求められるセキュリティ水準は今後さらに高まることが想定される中、同社では段階的に対策範囲を拡張していく方針。現場運用と両立できる形で対策を進めることで、継続可能なセキュリティ体制の構築を目指しています。「弊社では技術対策に加えて、社員一人ひとりのセキュリティ意識向上も重要なテーマとして認識しています。工場内でのタブレット活用など業務のデジタル化が進む中、利便性向上と同時に新たなリスクへの対応も求められるようになっていて、そのため今後は教育や啓発活動も含めた総合的なセキュリティ強化を進めていく方針です。」(藤原氏)

Reason Why

  • 少人数体制でも運用できる構成
  • 端末挙動の可視化を実現できるEDR機能
  • 取引先監査対応を見据えたセキュリティ基盤として適合
  • 提案内容が自社規模に適していた点

Q&A

導入のきっかけは何でしたか?

取引先からのセキュリティ監査対応が契機となりました。サプライチェーン全体で求められる水準が高まる中、自社としても対策を見直す必要があると判断しました。

製品選定で重視したポイントは?

機能面だけでなく、少人数体制でも運用できる現実的な構成であることを重視しました。

今後のセキュリティ強化の方向性は?

技術対策に加えて社員教育も含めた継続的な取り組みを進め、段階的にセキュリティ水準を高めていきたいと考えています。

課題と導入の効果

  • Beforeネットワーク境界防御中心の対策で端末挙動の把握が困難
  • Afterエンドポイント単位で状況を可視化できる環境を整備
  • Before取引先監査対応を都度検討する必要があった
  • After監査要求に対応できる基盤としてセキュリティ体制を整理
  • Before少人数体制で高度な運用が難しい懸念
  • After現実的な運用負荷で継続可能な対策を実現

まず、ここから始めましょう。

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