導入事例:株式会社白組

<中堅企業向け>人材負荷を軽減してくれる
中小企業向けのセキュリティソリューション

株式会社白組(以下、白組)は、劇場用映画やTV番組、TVCM、ゲーム等で使われる映像コンテンツの制作を幅広く手掛ける総合映像制作プロダクション。最先端のCGやVFX、ストップモーションなど多彩なアニメーション技術に独自の強みを持ち、1974年の設立以来「大作」「名作」と呼ばれる数多くの作品の映像制作に関わってきました。

同社は現在、デジタル技術を駆使した映像制作を行っており、日々の業務の中で社外と頻繁にデジタルデータをやりとりしています。海外のビジネスパートナーとも頻繁にファイルをやりとりするため、自ずとファイル経由でのマルウェア感染のリスクが高まります。そのため、早くからセキュリティ対策には力を入れてきたといいます。

株式会社白組

株式会社白組

概要
1974年8月28日設立
CM・映画・ゲームムービーなど、多岐ジャンルにわたりハイクオリティな映像を制作する総合映像制作プロダクション。映像制作を通じて、お客様の心の糧になるようなコンテンツを提供。
対象エンドポイント数
約500台
導入製品・サービス
Cybereason EDR / Cybereason NGAV / Cybereason MDRサービス

使用感やコスト面における課題からEDR製品のリプレースを検討

システム部長 入田尭光 氏

システム部長

入田 尭光 氏

「アンチウイルス製品やファイアウォール、UTMなどは早くから導入していましたが、それに加えて近年ではサイバー攻撃の手口がより一層高度化してきており、Emotetをはじめとする成りすまし攻撃を100%防ぐのは困難になっています。そのため、セキュリティベンダーのEDR製品を導入して、万が一マルウェアが侵入してもエンドポイント上で確実に検知・排除できる体制を整えました」

ただし、当初導入したEDR製品を運用していくうちに課題も幾つか露呈してきました。例えば、インシデントが発生した際に、その感染元や影響範囲を調査しようと思っても、画面遷移の仕様が複雑で、目当ての情報になかなか辿り着けませんでした。そこでこうした課題を克服するために、EDR製品のリプレースを検討することになりました。幾つかの主要なEDR製品を選定候補に挙げ、それらを比較検討した結果、最終的に同社が選んだのがサイバーリーズンのEDR製品「Cybereason EDR」およびMDRサービス「Cybereason MDR」でした。

中堅・中小企業でも導入しやすい購入形態が、EDR導入を後押し

システム部 中野光 氏

システム部

中野 光 氏

白組では以前からサイバーリーズン製品に注目はしていましたが、かつてはライセンス体系が「1000クライアントからの購入」となっており、同社の企業規模ではオーバースペックなため導入を見送っていました。しかしライセンス体系が変わり、50クライアントから購入可能となったことで一気に身近な存在になりました。「このライセンス体系であれば、弊社のような中堅・中小企業でも十分手が届きます。また大企業だけではなくランサムウェアに感染して甚大な被害を被った事件もあり、ここで思い切ってサイバーリーズン製品を導入してエンドポイント対策を強化することにしました」(入田氏)

導入後の手厚いサポートに加え、MDRの併用で、人材負荷をかけずにセキュリティ体制を強化

こうして同社は2022年6月、300クライアントにCybereason EDRを導入し、その後さらに200クライアント分を追加、計500クライアント分を導入しました。その際にはサイバーリーズンから導入サポートと製品トレーニングのサービスを受けたため、極めてスムーズに導入できたといいます。「他のベンダーでは決して受けられないような手厚いサポートをしていただき、とても助かりました」と当時を振り返ります。

さらにCybereason MDRも合わせて導入したため、万が一脅威が検知された際にはサイバーリーズンのアナリストから日本語ですぐに連絡をもらえる手はずになっており、「セキュリティの専任者を確保できない弊社のような中堅・中小企業にとっては、バックに専門家が控えていて常に監視してくれていることの安心感は何物にも代えがたいものがあります」と入田氏はその導入効果を高く評価します。

Reason Why

  • 管理画面の仕様が直感的でわかりやすく、迅速に全体像を把握することが可能。
  • 中堅・中小企業に合わせたライセンス体系。
  • 費用対効果の高さを評価。
  • 専門家のサポートで最小限の運用負荷。

今後はIT環境全体を監視できるXDRに期待

直感的な管理コンソール画面

直感的な管理コンソール画面で、即座に現状把握。

なお同社では今後、サイバーリーズンが2022年から提供を始めた「XDR(Extended Detection and Response)」ソリューションの活用も積極的に検討していきたいとしています。「特に『Cybereason XDR』には大いに期待しています。弊社のような規模の企業にとって、エンドポイントに留まらずシステム全体を自律的に監視・対処してくれるXDRは非常に価値の高いソリューションになると考えています」(入田氏)

Q&A

Cybereason EDRの導入を上申する際、どう説得しましたか?

それまで使っていたEDR製品より価格は若干高かったのですが、中小企業でもランサムウェアの被害を受けていたこともあり、導入効果をきちんと説明したところ理解を得ることができました。

Cybereason EDRの導入作業で印象的なことはありましたか?

クライアントモジュールを各端末に展開する際にサイレントインストールを実施したのですが、バッチの設定がとてもシンプルで簡単だったの非常に助かりました。

Cybereason MDRは、普段どう活用されていますか?

毎月いただけるレポートでセキュリティ状況を俯瞰できるほか、四半期に一度の脅威レポートも最新のセキュリティ事情をいち早く知ることができています。

課題と導入の効果

  • BeforeEmotetをはじめとする最新のサイバー脅威に対処する必要があった
  • AfterCybereason EDRの導入でエンドポイント対策を大幅に強化
  • Beforeもともと導入していたEDR製品の使い勝手に難があり運用コストがかさんでいた
  • After少数ライセンスに対応したCybereasonによって中小企業でも最先端のセキュリティ製品の導入・活用が可能に
  • Before社内でセキュリティ専任者の確保が困難であった
  • AfterCybereason MDRの導入で監視・検知作業をアウトソースすることによりセキュリティ専任者による常時監視を実現

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